残滓による生存戦略

ASDとADHDを併せ持った人間のとりあえず生きていくための忘備録

手帳の等級が変わるに至るまで

タイトル通りではありますが、だいぶ面白い経緯がありましたので忘備録もまとめて書いていきます。

 

当方は元々ADHDASD発達障害併発してまして、病院で手帳発行の診断書を書いていただき、役場に提出しに行きました。

 

そこからだいぶたって三鷹にある杏林大学医学部助教の渥美剛史さんが

視覚課題と心理検査を用いた研究」への参加をツイッターで募っておりまして

「せっかくだし参加してみるかー!」とメールをしたのが8月終わりのことでした。

 

渥美さんから快く返事をいただき「当日は診断書をお持ちください」という連絡を受け取りました。

 

 

診断書を探してたのですが

 

見つからない

 

手帳はあるのに、診断書が見つからない。

家の中をひっくり返します。この時己の知能をめちゃくちゃ呪いながら必死に探しました。

 

結局診断書は見つからず、当方は診断書を書いてもらった病院に電話を入れて

診断書の再発行をお願いしたのです。(この時メンタルが死んでた)

 

ところがです。

 

病院から「お渡しした診断書に記入ミスと記入漏れがありましたので、こちら料金結構ですので…」とご連絡が来まして私は研究に参加する前に病院に行って診断書を受け取ることに成功したのです。

 

ここで先生が「そういえば手帳ってあるんだっけ?」と聞かれ「ありますよー」と提出したところ

「ええ??!!僕等級2の体で診断書出したのに!!?」という驚きの事実が発覚。

こうなってくると諸々の事情が変わってきます。

手帳の変更申請を出さなければいけなくなりました。

とりあえず先生に「後日でもいい?研究行けなきゃいけないので…」とその場を後にして三鷹杏林大学に行ってきました。

(その時のお話もまた別の機会にできればいいかなー)

 

それからしばらくして、役場に赴き職員さんに事情を説明しました。

「等級変更に関しては、新しく診断書を書いてもらわなきゃいけない」というのと、当時すでに自立支援の期限が切れていたという事態も発生しており非常に唸っておりました。

 

ここで別部署の役員さんに相談したところ

「だって等級変更のための診断書でしょ?それなら手当出るよ(限度額あるけど)」とのことでした。

 

そして病院から「自立支援の延長なら、診断書無くても手帳だけで大丈夫だよ」と言われ

「ああもう!!!!結局問題ないんじゃん!!!」と発狂したのは内緒です。

私の脳味噌が煙を上げておりました。

 

診断書を取りに病院に向かうと、病院の事務の方が

「手帳があるので自立支援の延長は手帳だけで申請できます大丈夫です。」と役場に電話入れてくれました。ありがとうお姉さん神だよ。

 

そして、診察がてら診断書の話をしたとき先生に

「現状で2級と3級何か違いあったりする?変わらないなら3級のままでもいい気もするんだけど」と質問されました。

 

ここでぶっちゃけますが、当方はこちらに引っ越してすぐ職員さんが時勢と当方の体調面から速攻で生活保護の申請をしてくださいまして、療養に徹することができました。

(このあたり、色々荒れに荒れるだろうなと推察して今まで黙ってました 気になる人もいるようですのでそのあたりもまた後日)

 

んで、先生に

「いや、3級だと特に何もないんですけど 2級だと障害加算でお金貰えるらしいんですよ…」と伝えたところ先生が「それは2級にしなくちゃ!!!!!!!」と気合を入れて診断書を作成してくれました。

 

病院の先生は本当人に寄るんですけど、何でも話せて何でも聞ける先生ってすごいありがたいよなぁと思いながら診断書の作成を見守りました。

 

それが9月のことでしたが、先日ようやくその手帳が出来たよーって連絡が来ました。

3か月か…長かったね ちゃんと等級もランクアップしてました。
(場合によっては認可されない場合もあるそうです)

 

あとは自立支援の書類が届いたら、有効期限を手帳に合わせる手続きしたりと

まだまだやることがありそうですが、ようやく一息つけそうです。

 

―――――――――【現在の状況】―――――――――

コンサータストラテラ同時服用

・夜は胃薬と睡眠導入剤と睡眠剤服用

 

飲む薬は増えてますが、快適に眠れるって素敵だなぁと思ってます

家事や炊事が本当にダメなんですけども

生活していくうえで、ちょっとは楽になった家事炊事の諸々

・掃除機を封印した

代わりに「クイックルワイパー」と「ほうき&ちりとり」で床掃除をしてます。

 

 まず一番のメリットとして「時間帯を気にせず掃除ができる」がとても大きかったです。生活時間帯がじわじわずれていくため、日が暮れてから起きて夜が明けてから寝ることもしばしばある人間にとって「自分の活動時間に周囲を気にせず掃除できる」のが非常に良かった。

 

そんでもって、クイックルワイパーやほうきとちりとりで、ゴミとか集めるのがちょっと楽しいと気づいたのも1つ。

 

掃除機かけてるとクシャミ止まらなくなることもあったのと(手順の問題もあるんだろうけど)何より掃除機さんの音が飛んでもなく苦手だということに、大人になってから気づいた。遅い…遅いって…。

 

この悩みを気にしなくなってからは、床掃除がある程度楽になりました。

 

 

・ゴミ箱を無くした

じゃあゴミどうするのかって話で、机の脚に装着できるタイプのフックを導入しました。このフックにゴミ袋を掛けて、そこにゴミを捨てていく流れです。

 

ゴミ箱が床にないだけで、なんだかスッキリした気がします。何よりゴミ袋をまとめるのが、楽になった気がします。ゴミ箱、下手したらゴミ箱そのものを洗ったりしなきゃいけなくなって手間に手間がかかることもしばしばあったので。

 

 

・ランドリーボックスと小さいランドリーバスケット

服を脱ぐだけで限界を迎える事態が、結構な頻度であります。

「脱いだ服は洗濯かご、もしくは洗濯機に」

わかります。わかるんです。

 

でもそれができないことが結構な頻度であります。生きるって大変。

 

そうして脱ぎ散らかした服は床に散らばり、目に優しくない光景が広がっていきます。

「しょうがねえよ、脱ぎ散らかしちまうものは」と開き直りつつも、しんどくならない程度に床の片づけをできないかと考えた結果

ランドリーボックスと小さいランドリーバスケットを導入しました。

 

ランドリーボックスは、洗濯機の横に置いておける場所を取らないスリムなタイプ。

ランドリーバスケットは軽くて持ちやすいタイプ。

 

まず床に散らばった洗濯物をランドリーバスケットに集めていきまして、集めたらランドリーボックスにズサッと投げ入れます。都度都度洗濯物を集めては入れ、集めては入れとするよりも、一発で終わります。

 

そして、我が家の洗濯が干せる量がちょうどランドリーボックス1杯分だったので「ランドリーボックスがいっぱいになったら、洗濯をする」というわかりやすい目安を作ることもできました。

 

梅雨の時期だけ、ランドリーボックスとランドリーバスケットがパンパンになりました…。

 

 

・洗濯洗剤を変えた

物をよく零してしまう人間にとって、粉洗剤、液体洗剤は天敵のようなものでして

特に液体洗剤を詰め替えるとき、気を付けていても零した時には何もかものやる気を失ってしまう由々しき事態に陥ります。

そんな由々しき事態を解決したのが、

ジェルボールタイプの洗濯洗剤でした。

コストパフォーマンスとか値段とか、聞こえてくるかもしれません。

それどころじゃないんだよ こっちは

憂いが1つ減るだけで本当に気分が変わってくるし、量を計る手間が無くなったので

ただでさえ少ない脳の容量にちょっと余裕ができた気がするのです。

 

・洗い物の際に、ラックとタオルを用意する

気づいたらシンクのめちゃくちゃ洗い物が溜まってます。キッチンスペースがとても狭いの100均のラックと吸水タオルを用意しました。

 

ラックにタオルを敷いて、洗った食器をすぐラックの上に置いていく。

ラックの上なので通気性も良い気がします。

 

以前は洗った食器をタオルで拭いたりしてましたが、しんどくなったので辞めました。

自然乾燥に身を任せてます。

 

スペースがもうちょっと広かったら、食器洗い乾燥機導入したかもしれません。

 

 

 

~余談~

 

以前ツイッターでフォロワッさんが「苦手な家事何ですか?」というツイートをしていらして、私は声を大にして言いました。

 

 

「全部(*'ω'*)」

 

いやいや、本当叶うことならできることなら

「本当やりたくないんです。ダメなんです。」と心がとても叫びます。

 

その理由を掲げるならば

 

「家事、炊事と一言でまとめられる割に、やることがとにかく多すぎる。」

これです。

これに尽きます。

 

洗い物 この作業をするために

 

①食器を水に漬けておく

②スポンジに洗剤を付ける

③食器をスポンジで擦る

④泡切れが悪くなったらスポンジに洗剤を付ける

⑤泡を水で洗い流す(都度か纏めてかはそれぞれ)

⑥洗った食器を乾かす

⑦乾いた食器を片付ける

 

ざっと箇条書きにしてもこれだけあります。しかも汚れ度合いによって対応項目が増えていくという状況です。

 

しかもスポンジも油断したらぬめってしちゃう…。洗剤もなくなったら詰め替えなくちゃいけない…。

 

でもやらなきゃいけないなら、楽しく且つ楽ができたらなぁ…と思いながら、今日も生きている私でした。

はじめに

【自己紹介】

大人になってから、ASD自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)の併発型発達障害が発覚した人間です。

どこかの片隅で、猫1匹と共に様々な力に支えられながら何とか生きている人間です。

 

【残滓による生存戦略】は、そんな人間が生きるうえで「これ、覚えておいた方がいいな」とか「この情報、知れて良かった」とか、後は思ったこと感じたことを言語化するための練習場所として、「思い立ったが吉日」という心持で作った場所です。

 

自分なりに頑張って がんばって もうがんばれないなってところまできて、それでも自分のできる範囲で生きるための場所になればなぁと。


~現在のステータス~
ASDADHD 障害等級3級(現在等級変更申請中) 視覚と聴覚は過敏、味覚と嗅覚と固有覚は鈍いようだ。

 

気負わない程度にゆるゆるとクラゲみたいな気持ちでやっていけたらなぁと思います。